2014-05-17 うらめしや ご無沙汰してしまいました! 妖怪ではないのですが、幽霊です。 定番の、柳の下に所在無く立ちすくむ美人(風)の彼女です。 さて、なんでまた死んだ後もこんなところに留まるのか、、自分でも忘れてしまうからでしょうか? その足元には、あるはずの足は無く、よく見ると うらめしや と書いてあります。 なぜ自分が自分であるのかを忘れても、この恨みだけは忘れまじ というような激しい動機が伺えます。 もとの絵は、確か、円山応挙の絵で 辻惟雄の「奇想の江戸挿絵」に紹介されていました。